ワーママのアメリカと日本の子育て

弁護士の子育てサバイバル日記

ハーバードグッズ

ハーバードには、ハーバード生とその家族と観光客の自尊心をくすぐるハーバードグッズがたくさんある。先日生協に、「本当は叔母なんだけど、ホホホ」と言って、「Harvard Mom」というTシャツを買っている中国人がいた。東大では「University of Tokyo」のTシャツを着ていた学生はほとんど見かけなかったが、ハーバードでは、crimson colorのハーバードTシャツを着ている学生ばかり。ハーバードだから何となくオシャレなような気もしなくもないが(日本人的偏見)、愛校心ちょっと強すぎ・・・いや、洋服選ぶの面倒だから制服がわりにしているだけかも。

 

一番驚いたのは、オリエンテーションの最終日のイベントで、Harvard Yardで各々ご飯を食べたりゲームをしたり(ボーリングのようなもの、名称は不明。なお、3歳の息子向けのイベントでも同じゲームがあった)していたのだが、隅の方にあった「TATOO」という看板を掲げているコーナー。何かと思ったら、「Harvard Law School」というTATOOを入れてくれるらしい。。。最高にダサい。笑

 

が、結構みんな挑戦していて、得意げに写真を撮り、すぐインスタにアップ。このTATOOはアルコールで消せるため(逆に言えば水では消せない)、「TATOOを消しに飲みに行くぞーー!」と若者たちはBarに消えて行った。

 

ハーバードロースクールに入学すると、「Harvard University」ではなく「Harvard Law School」と印字された特別版のグッズをもらえる(正確には、授業料に入っているのだとは思うが)。水筒やタンブラーはいいとしても、なにゆえサングラスまで配ることにしたのか謎(フレームは白。せめて黒にして!)。なお、水筒やタンブラーも、蓋がピッタリ閉まらず必ず漏れるため、カバンには入れられず、手で持ち歩く必要がある。さすがアメリカクオリティ。

 

ハーバードロースクールに併設されている生協には、ロースクールオリジナル商品が売っている。オリジナルと言っても、「A Litigator」ということでワニ(alligator)グッズが売っているのだが、ワニのぬいぐるみは文字どおりただのワニのぬいぐるみで、ハーバード感はゼロ。一応crimson colorのバンダナをしているのだが、ハーバードという文字もハーバードロースクールという文字も入っていないため、言われないとわからない(多分言われてもわからない)。

 

そういえば先日、図書館のイベントで、なぜかみんなで手作りボタンを作った。これは、紙に絵を描いて、それを加工してボタンにするというもの。友人が絵心ないから文字にすると言って、赤字で「H」と大きく書いたボタンを作っていた。友人が選んだ赤は結果としてcrimson colorからはほど遠い色になり、ハーバードの文脈がないと、単に大きく「H」と書かれたボタンを着けているHな人になっていた。笑