子連れカンクン
極寒ボストンの留学生にとって、クリスマス休暇といえばメキシコのリゾート地、カンクンだ。ただ、いわゆる弓のような形をしているベイエリアはgringo spotで、DJがガンガン音楽を流し若者が踊りまくるという雰囲気のため、我が家はPlaya del carmenという、少し南の地域に滞在することにした。
カンクンは12月でもボストンの気候を(本当にすっかり)忘れるほど快適なあたたかさで、息子は上半身裸できゃっきゃっと走り回り、濡れているフロア(ビーチリゾートなので致し方ない)で転んで泣き叫んだり、いや何か言葉を叫んでいると思ったらオウムと会話したりしていた。
12月25日には、カンクン版サンタさん(メガネずれてたのはご愛嬌)からメキシコのヒーローもの(名称不明。なぜか息子はfire manと分類した)のフィギュアをもらった。保育園にスペイン語を話すお友達がいるお陰で、息子は少しスペイン語もわかるようで(さすが3歳の言語吸収力!)、ちゃんとgraciousと言っていた。にしても、こんな暑いクリスマスは生まれて初めて。サンタさんの衣装、暑いだろうなぁ。
英語もアメリカドルも使え、メキシコというよりアメリカにいる気分で、まわりも何だかお金持ちそうなサイズ大きめの白人が多い(遠いからかアジア人は少ない。こんなに中国人がいない観光地は初めて)。そういえば、フライトもアメリカからだと国際線扱いではないらしく、スーツケースを預けたらお金をとられた(アメリカの航空会社の荷物預け入れは、国内線だと有料だが、国際線だと普通無料)。これ盲点その1。
ついでに盲点その2。
当然ながら国が違うためアメリカの携帯は使えない。が、オールインクルーシブのホテルなので、少なくともホテルではwifiが使えると高をくくっていた。
しかしながら、ここはカンクン。超絶観光地。お金とれるところからどんどんとる。ホテルのwifiはなんと1時間7ドル、1日17ドル。高すぎーーー!てか、オールインクルーシブってもはや何(笑)
ということで、(お金ではなく笑)デトックス!という名分で、携帯はもっぱらカメラとしてのみ活躍してもらうこととし、電波は常に飛行機の中と同じ状態(=全く通じない)をキープすることにした。
なお、ネット上には空港のwifiが使えないという情報もあったが、私の経験談としては、ホテルよりも断然アクセスしやすいwifi(つまり無料!笑)が普通に使えた。さすが超絶観光地。
さらについでに盲点その3。
ホテルにいたリッチピーポーは、プールがあっても中には入らず、プールサイドでカクテル飲みながら読書したり、ごろごろしたり、、、優雅に時を過ごし、カンクンの明るい日差しを楽しんでいた。子連れでも託児サービスを利用し、大人だけの時間を楽しんでるのもアメリカっぽい。
他方、こちらは浅いプールで絶賛バシャバシャ中。浅いとはいえなんだかんだ水の中は結構寒い。震える。つまり、ここはカンクンだけど季節はやっぱり12月なのだ。笑