ワーママのアメリカと日本の子育て

弁護士の子育てサバイバル日記

ボストンとシカゴ~スポーツ編

ボストンにはレッドソックス(野球)、パトリオット(アメフト)、セルティックス(バスケ)という強豪チームが揃っている。シカゴもスポーツの街と言われるとおり、野球はカブスとホワイトソックス、アメフトはペアーズ、バスケはブルズ、ついでにアイスホッケーのブラックホークスと、ニュースに事欠かない。

 

夫のバスケ好きによりセルティックスとブルズを比較すると、チーム的には去年カイリー・アービングがセルティックスにいたこともありセルティックスの方が強かった。他方、ブルズはなんといってもマイケル・ジョーダン!そのレガシーを目の当たりにすると、そんなにバスケ好きではない私でも、おぉ!と感動する。しかしながら最近はマイケル・ジョーダンの跡形もなく残念なくらい弱く、プレイオフの試合にも出ていない。が、あまり強くないと思っているところに粘りを見せられると、なんか応援したい気持ちが高まって身が入ってしまう。

 

マスコットは、セルティックスはよくわからないおじさんで、Tシャツとかもまぁ何回も見ていると愛着はわくけどそんなにかわいいと思えない。。。ブルズはベニーという名前の一応動物(ブルズ=牡牛)なので、多少可愛げはあるのかもしれないが、いかんせん動きが人間的すぎて(中で人間が動かしているから当然だが)、なんか馴染めない。

 

ロゴは、どちらも素敵。セルティックスはクローバーで、私もセルティックスグッズを買うときはマスコットのおじさんではなくこのクローバーマークが入っているものを選んだ。結構かわいい系。他方ブルズは牡牛で、かっこいい系。試合が始まる前のムービーもたくさんの牡牛がシカゴの街を駆け抜けていくのだが、かなりかっこいい(ついでにシカゴの観光名所もおさえられる)。

 

会場はシカゴブルズが圧勝!座席もゆったりしているし布だし!笑 セルティックスは、パイプイスみたいな感じで足の幅も狭く、奥の席の人が来ると一旦外に出てスペースを作らないと入れない(特に太ったアメリカサイズが来ると、広い通路に全員出ることになる)。そして食事も、断然ブルズの会場の方が美味しい。有名なGarrettのポップコーンもある。まぁ水のペットボトル500mlが5ドルしてびびるけど笑。

 

シカゴで気づいた驚きは、黒人と白人で応援するスポーチチームが違うこと。差別が残っているというか、未だに完全にSegregation(分離)されていて、交わることはないのだとわかり、愕然とした。この国から人種差別なくなることはないんだろうな、と思ってしまうと同時に、オバマが大統領になったことって本当にすごいことなんだと思った。

 

わかりやすいのは、シカゴカブスとシカゴホワイトソックス。治安のいい北に住む白人がカブスを応援し、治安の悪い南に住む黒人がホワイトソックスを応援する。カブスの試合に行ったとき、見渡す限り白人で、黒人どころかアジア人も我が家だけだった。私は寒くてパスしたが(11月でマイナス15度)、アメフトのベアーズの試合も(気温マイナスでも屋外)、白人だらけだったらしい。

 

ボストンでは、学生だったこともあって普段色々な国の人と接しており、このsegregationには全く気付かなかった。シカゴが保守的なこともあるかもしれないが、アメリカの根深い人種差別の歴史を突きつけられたような気がした。