ワーママのアメリカと日本の子育て

弁護士の子育てサバイバル日記

バタバタの引っ越し

もうすぐボストン生活も終わり。束の間の一時帰国を挟み、次はシカゴへ。

 

引越しのためには、①引越先と②引越業者が必要だが、ご多分に漏れずどちらもスムーズにいかないのがアメリカ。

 

まず引越先。なんと賃貸借契約の申し込みが拒否された。しかも引越前日。うそでしょ。明日日本帰るんですけど。。。

 

そもそも何でこんなギリギリになったかというと、もともと2ヶ月前に家探しする予定が不動産会社から早過ぎると言われ、入居予定日の1ヶ月前に夫が単身でシカゴに行ったのが始まりだった。

 

 

確かに当時のVISAのステータスは、もう卒業していたため滞在の有効期間は終了しグレースピリオド中(私が取得していたJVISAの場合、VISAが切れても、帰国準備のため1ヶ月はアメリカに滞在できる)だった。新しいVISAは帰国して取得することになるため、当時は証明しようにも証明できず、不動産会社から見れば「不法滞在しようとしているアジア人」あるいは「これからVISA取得すると言っているがよくわからない英語が下手な外国人」的な感じだったのだろう。。。しかも当時は収入ゼロだった(もはや卒業もしちゃったし学生でも何でもなくただのプー)こともあり、信用力が全くなかった。

 

とはいえ、一年間アメリカに居住し、9月からの就職先があり、クレジットカードの不払いもなければローンなどもないので、マイナスはないはずだった。にもかかわらず、不動産会社から、引越の前日に「信用スコアが足りないので審査基準を満たさない。あなたの申請は拒否された」との連絡。

 

そもそも信用スコアが足りないというのが信じられなかったので、まずは信用スコアのレポートを開示請求。すぐにメールで送ってもらうと、ほら、信用スコアは足りている。

 

移民への差別なのか単なる手続きミスなのかよくわからない。いずれにしても、いい気はしないし、今後ここに住むのはちょっとためらわれる。だけど、明日日本に帰るし今からシカゴにまた下見に行くことはできない。ここに住むしか時間的に選択肢はない。やるしかない。

 

ちょっと強気で夫が交渉したところ、なんとまぁその当日中に承認がおりた。一体何だったんだ、、、私は引越準備を終えて最後に友人と優雅にお茶する予定だったのに、お陰様で全く余裕なく、バタバタと思い出に浸る間もなくでも思い出いっぱいの部屋を引き渡すことになった。

 

次に引越業者。いわゆる引越しやさんは、NYになら運ぶけどChicagoはやってないだの、友人からの評判も悪く、物は壊れるわ無くなるわで、しかも高い(日本からクロネコヤマトで船便送った時の値段と同じ)ということで、普通に宅急便としてUPSからダンボールに詰めて送ることにした。

 

よって、ダンボールに入らないベッドやテレビは諦め、ひたすら息子のおもちゃ・日本の絵本と、、、私の服(アメリカ人より腕が短いのと背が低いのとで日本の服しかサイズあわない)。

 

UPSに家まで荷物を取りに来てくれるサービスがあり(もちろん有料)、それを利用したのだが、なんせ上記のとおり引越先の住所が決まっていない状況。今年からハーバードに留学に来た友人がたまたま同じ寮だったので、お願いして預かってもらうことになった。

 

とはいえ、3人分のダンボールを友人の家に自ら運ぶのはめちゃめちゃしんどく、友人宅に積み上がったダンボールの存在感がものすごく、友人には大変申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

 

さらに、UPSのドライバーが、荷物を取りにくる当日、電話先でごにょごにょ言って結局取りに来てくれなかった。たくさんありすぎとかぶつぶつ言っていたらしいが、たくさんあるからこそお金払ってピックアップ依頼してるんじゃん!仕事してくれ!

 

友人の授業の予定と再度日程調整し、UPSに何とか引き取ってもらうことができた。なお、この頃我らは日本。友人には感謝しかない。

 

そしてシカゴに着くと、当然ながら到着予定日に荷物は届かない。これはもはや想定済みで、あらかじめ必要なものは最低限スーツケースで日本から持ってきていた。

 

ようやく荷物が届くも、ほら、息子の絵を入れていた額が粉々に割れている。荷物の数を数えたら一つ足りない(しかも高額のカナダグースのダウンコートが入っていた箱!)。

 

アメリカ生活1年経っても、我が家は新参者だ。まだまだ予期せぬことが起こり、アメリカを語り尽くせない。