ワーママのアメリカと日本の子育て

弁護士の子育てサバイバル日記

アメリカのあれこれ

今日買い物に行く途中、改造自転車に乗っている白髪のおじいさんを発見してつい二度見してしまったのだが、自転車の前方に備え付けられているはずのカゴが、なんと公共の場所によく置いてあるゴミ箱に置き換えられていた。あそこに私物を入れるのは抵抗感あるが、「あ、このゴミ箱金属たくさん捨ててある!丸ごと持って帰ろう!(ラッキー)」くらいのノリなのかもしれない。

 

もともと日本が大好きな私は、アメリカに来てから、どれくらい日本が大好きだったかを痛感する。不必要に重いドア(子どもがいると大変危険)、コンセントにフィットしない歪んだプラグ(無理矢理ねじ込んだ)、水力が極端に弱いトイレ(ロースクールのトイレも入ると既に色々浮かんでいる)、固定され動かないシャワー(子どもぎゃん泣き)、熱せられると膨張して取れなくなるヤカンの蓋(設計ミスでは・・・)、、、靴を脱がずに部屋に入るのは文化だとしても、そこで子どもがハイハイしたり床舐めたりするのは平気なんだろうか。。。

 

毎日ぶーぶー文句は言っているものの、もはやアメリカのそういう足りないところが可愛く思えてきたりするから不思議だ。そして何より、子どもに対する目線があたたかい。

 

例えば飛行機では、子どもが寝る時間を狙って深夜便にしたのだが、懸命に寝かしつけにかかっている私と飛行機の中で走れず拗ねていた息子に、ひっきりになしに"how are you?”"how old are you?""what's your name?"などと次から次へと、しかし決まって同じような質問を、満面の笑みで浴びせてくる。これは、息子がおむつ卒業したばかりでトイレの近くの席にしていたために、トイレ待ちの人が暇つぶしに話し掛けているからだけではない。子どもが好き、というオーラが本当にすごい。しかしながら、我が息子、まだ英語全く話せないのですが。というか、私、寝かしつけしているのですが。。。

 

学校でも、子どもを連れてきている人をよく見かける。もはや教授も「今日夫が忙しくて。」などと言って、自分の授業に娘を連れてきていた。授業といえば、先日、授業中に必死で編み物しながら聴講している学生を発見し、編み物をしながらの方が集中して授業を聞けるということなのだろうか、さすがハーバードの学生はちょっと違うな、なんて観察していたら、途中で編む方向を切り替えたり毛糸を立ち上がってのばしたりしていて、どう見ても編み物に集中しているようにしか見えなかった。。。

 

アメリカでも、work life balanceという言葉は流行っている。ただ、オリエンテーションでは、教授(女性)が、「ハーバードにapplicationを出す時点では入学したらstudy hardすると言いながら、入った瞬間にlifeも大切に、勉強もほどほどに、というのは間違っている。この一年間は本当に貴重な一年で、ハーバードは色々なチャンスを提供しているのだから、今こそlifeを犠牲にしてもwork hardするべき時だ!」などとのたまわっていた。かなり痛快。笑。

 

つい先ほど、1年もつとパッケージに表示されていた電球が1ヶ月も経たないうちに切れてしまったけれど、今日も勉強頑張ろ。。。