ワーママのアメリカと日本の子育て

弁護士の子育てサバイバル日記

ハーバードのハウジング事情

ハーバードに合格してからまずすべきことは、①家探しと②保育園探しだ。あと、ついでに③マサチューセッツ州は色々厳しく、日本よりもたくさんの予防接種を受ける必要がある(間隔をあけないといけないため、早めに始めないと全部打てない)。

 

②保育園を決めてから保育園の近くで①家探しをするのが理想だが、そううまくいかないのが現実。もはや想定内。笑

 

アメリカの賃貸は、更新や途中解約が日本ほど柔軟ではなく、我が家の場合は1年1ヵ月という中途半端な期間ボストンに住む予定だったため、民間ではなく、1ヵ月単位で更新できる大学のハウジングに申し込むことにした。大学の施設だと、初日から電気も水道もちゃんと使えるというのも魅力だった(民間だと、マンションによるが、自分で契約しないといけない)。しかも、我が家は子連れということで、優先的に部屋があてがわれる。

 

ところがびっくり、家賃が超高い!笑

日本でいう40平米のワンベッドルームで、なんと月2,200ドル(申込み当時のレートで月約25万円)。学生価格からほど遠い。無理ーーー!

 

ということで、それ以上広い部屋は高くて借りることが不可能なため、家族3人で仲良く肩を寄せ合い40平米の部屋で暮らすことにした。アメリカの家って、だだっ広くてもっと夢のある感じだと思ってた。。。日本だったら25万も出したら1階にコンシェルジュいるよね。。。日本には現実的な夢がある。笑

 

しかも、この時点では保育園入れないリスクがまだあったため、子どもが遊べる施設が付属している寮にすることにしたのだが、これがロースクールから遠い。歴代先輩弁護士たちが住んでいた寮はロースクールから徒歩1分で、「冬寒すぎて10分以上歩くの無理だよ」と言われていたにもかかわらず、ロースクールまで徒歩25分のところになってしまった。まぁ息子が楽しく遊べれば、雪でも吹雪でも何でもよいでしょう。。。

 

が、今のところ結果オーライで、「わりと」心地よい。ロースクール生がほとんどいない代わりにケネディスクール生やビジネススクール生が多く(両方とも徒歩10分程度なので)、寮のイベントなどで話すと面白い。そう、寮のイベントがすごくて、特にファミリー向けのイベント月2-3回あり、様々な国の文化を体験できたり、ハロウィンやクリスマスをみんなでお祝いしたり、、、息子も保育園以外の年齢の違うお友だちと遊べたりして、貴重な経験になっている。コーディネーター(もちろんハーバード卒業生)が一人専属でついてくれており、プログラムもとてもしっかりしている。

 

そして、敷地内に公園が3つ、バスケットコート、フットサルコート、広い芝生があり、さらにインドアのプレイルームがある。徒歩5分圏内に、テニスコートも2つある(バスケットコートはもっとある。さすがアメリカ)。

 

バスケ好きの夫は大興奮、息子も外でも中でも思いっきり遊べて大満足、おかげで足もかなり速くなった。東京では、近所の公園はどこももはや喫煙所になっていて(路上喫煙を禁止した結果がこれなのか、という感じ)、広い芝生を求めて郊外に行かなくてはならなかったので、ありがたい環境だ。

 

そして結果的に、徒歩7分の保育園に入れたのもラッキーだった。

 

が、「わりと」と書いたのは、まず1階なのでゴキちゃんが出現すること。ボストンは寒いからか、なんか色もちょっと薄めで気持ち悪い。

 

1階の部屋にしたのは、子どもが部屋で走り回るので、下の階のハーバード生に迷惑をかけるのを避けるためだったのだが、なんと我が家の下の階(=地下)にはボイラーさんが居住しており、燃え盛る時間になると(特にみんながシャワー浴びる時間)、床が熱い。しかも、寮の規則でエアコン禁止のため(電気代込みだからだろうか)、真夏は文字どおり地獄だった(ボストンは寒さ強調されるけれど、夏は日本に負けないくらい蒸し暑い)。冬は床暖房的な感じでいいかと思ったら、ボイラーの切り替えの音がばったんばったん聞こえ、かなりうるさい。

 

極めつけに、部屋が何か寒い。セントラルヒーティングなので、各部屋で調整することもできない。これ以上寒くなったら凍え死ぬ。。。と思っていたときに、たまたま同じ寮に住む保育園のお友だちの家に遊びに行ったところ、めちゃめちゃあったかい。ん?これはおかしいぞ、、、セントラルヒーティングだから、同じはずだよね???

 

ということで、管理人さんに相談したところ、なんと我が家の窓が開きっぱなしになっていた。そりゃ寒いわ笑。すみませんでした。。。

 

そんなこんなで、「狭いと掃除が楽でいいね」なんて言いながら、今日もボイラーの切り替え音を子守唄にしようと試みている(実際は目覚ましに近い)。